出張レッスン・コンプの扱い方

昨日は出張DTMレッスンでした。


生徒さんの打ち込みもほぼ終了し、自身のギターソロの録音、ボーカリストさんへ送る仮ミックス、そしてボーカル録音を残すのみ。

ボーカリストさんに曲のイメージがしっかり伝わって、イメージ通りのボーカルテイクが録れるように、オケのミックス、軽くマキシマイザーを掛けて仮マスタリングというところまで行ないました。


前回までにプラグイン・エフェクトの掛け方等もレッスンしているので、とてもいい感じにまとまっているのですが、何カ所か突発的にレベルが大きくなるところがあり、そこで詰まったような感じになっていましたので、さっそくチェック!


ドラム、ベースのステムですね。コンプも挿してあるのですが、その部分で+5dBくらいまで振れてしまってました。

いわゆるキメの部分なので、そこにピークがくるのは当然ですが、まずは各トラックのコンプで音の勢いを殺さないで少しピークを削っていきました。この作業で、アタック、リリース、スレッショルド、レシオ、メイクアップゲインとコンプの主要パラメーターを調節。耳で聴きながらいじる事で、生徒さんもそれぞれの役割がよくわかったみたいです。

そしてステムでも別のコンプを掛けて全体のまとまり感を出しました。


最初は、各トラックのフェーダーを下げないといかんかな?と思いましたが、コンプを中心としたレベル処理で、ほとんど他の楽器類をいじる事なくまとまりました。

シンセ類のステムには、オプト系のコンプを軽く掛けてあげる事で、まとまりと存在感が出てきました。


コンプの奥深さ、難しさを再確認したレッスンでした。

完パケ目指して、あと一息がんばりましょう!!